英語ー自動詞と他動詞の区別は不要

自動詞と他動詞は目的語を取るかどうかの違いがあるのでそれを見分けることが大切だと、受験勉強中に教わりませんでしたか?
辞書を引くときもvtかviかをチェックしなさいと英語の先生に言われたものです。
でも、ネイティブは英語を話すときに、自動詞か他動詞かなんて区別しながら話しているのでしょうか。
日本語では目的語は「~を」の形になっているものを言いますが、わたしたちは「を」をつけるかどうかを動詞のタイプとの関係でいちいち気にして選択しているでしょうか。
「なんとなくつけたくなる感じの時に「を」をつけている」のが実態だと思います。
英語ネイティブの場合も
「なんとなく前置詞をつけたくないときにつけていない」といった感じが実際のところではないでしょうか。

■前置詞はすべての動詞で必要

わたしは、実は前置詞はすべての動詞に必要なのではないかと考えます。
別の言い方をすれば、
他動詞には、無前置詞(あるいはゼロ前置詞)がついていると考えています。
一般に前置詞は A前置詞B の形で使用され、AとBの空間的な関係を示すと言われています。
AonB は AがBに接している関係
AtoB は AがBに対面している関係
などです。
そして、無前置詞がどういう空間的関係を表しているかといいますと、それは
AとBが重なり合っている関係
です。
この重なり合っている関係は be または have の関係をイメージすればいいのではないかと思います。
AbeBはAがBの中に存在しているイメージ
AhaveBは逆にAの領域にBが存在しているイメージ
です。
前置詞inのイメージに近いとも思われますが、
AinBは単にAがBの空間内に位置付けられているだけで、例えば、
I am in the kitchen.
では、キッチンと一体化しているだとか、キッチンの空気が体に入ってくるような重なりあいのイメージは感じられません。
その点でinとは区別されると思います。

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■具体的な例

例えば read は他動詞ですが、
I read a book.
というときに、”I”と”a book”は、重なり合うイメージがあります。
具体的には、”a book”の内容が”I”に入っていくイメージです。あるいは、人によっては本をしっかり持っているイメージなのかもしれません。
他の例では、give も自分の中にあるものが出ていくイメージです。自分の中にあるという時点で重なり合いのイメージがあります。
run については、走るという意味では目的語をとりませんが、企業を経営するという意味では目的語をとり、ここでも無前置詞がつきます。
He runs a hospital.
では、病院の中で病院と一体となって経営を切盛りしているイメージでしょうか。
他にも、日本語では自動詞である「~に似ている」の意味の resemble についても
She resembles her mother.
で、まさに、彼女とお母さんのイメージが重なっている場合です。

■まとめ

ネイティブはいちいち自動詞と他動詞の区別をしながら話していないと考えられます。
A 述語 と話したときに、Aと次に話す述語の対象語Bとの関係を感覚的にとらえて前置詞を選択していると考えられます。
その際、重なり合いのイメージがあるときは、無前置詞(ゼロ前置詞)を選択するのです。
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